こんにちは、次女のたまです。

前回に引き続き、隠岐の島町をご紹介します。

そもそも隠岐諸島は、約600万年前に大規模な二つの火山活動によって、島前(西ノ島町・海士町・知夫村)と島後(隠岐の島町)の島が形づくられました。
当初は火山の堆積物(たいせきぶつ)に覆われた荒れ果てた大地でしたが、海岸に見られる奇岩や地質は、日本海の荒波や風雨などの侵食によって作られたものなのです。隠岐の人々は、そういう地形を受け入れ、暮らしに役立つよう知恵を働かせていたのです。

西郷港から車で約40分の福浦地区にある「福浦トンネル」は、そんな「大地の成り立ち」と「人の営み」のつながりがある場所なのです。福浦トンネルは、安全な交通を確保するため、火砕流をくり抜いて造られた手堀のトンネルです。

手掘りのトンネルは2本あり、海側にある小さなトンネルを明治初期、交通手段が徒歩だった頃、ノミで手掘りでした。山側にある大きなトンネルは明治34年、馬車が通れるほどの大きさにノミとダイナマイトを使って掘られました。昭和50年には、交通手段が自動車になると、山側のトンネルを機械で拡幅されました。交通手段と技術の進歩によって、三つの時代で掘られているのです。

入口には黒耀石でできた高さ約100mの黒滝岩があり、トンネルの途中には窓があり海岸へ抜けられるようになっています。海岸沿いを歩けるのも一つのポイントで、足場が悪いですが、トンネルをいろんな角度から見られるので面白いと思います。

1988年には新福浦トンネルができ、現在山側のトンネルは、車両通行止めとなっています。風化で落石の危険がある為だそうで、ネットが張られていた訳がわかりました。

人力の凄さと技術力の高さを伺い知ることができ、三時代の変化を感じられる場所でした。どれくらいの人数で掘り、どれくらいの時間を要したのか、掘るまでの経緯や苦労話など、当時の人がいたら聞いてみたいですね。

「福浦トンネル 入口」の拡大写真

「海岸へ抜ける窓」の拡大写真

「2本のトンネル」の拡大写真

夕方になり、最後に向かう場所は、今回一番楽しみにしていたローソク島遊覧船でした。
ローソク島は、高さ約20mのローソク状の岩の頂点に夕日が落ちるとき、ローソクに火が灯ったように見えるので、「ローソク島」と呼ばれています。波の浸食によって作られた島と夕日の組み合わせ、本当に奇跡的な景観です。その様子は、遊覧船でしか見ることができません。でもその日の天候・波の状態によっては欠航する場合があります。

ローソク島遊覧船は、4月~10月の期間のみで事前予約が必要です。
ご予約・お問い合わせは、こちら(隠岐の島町観光協会)になります。

天気は良かったものの波が高かった為、欠航となってしまいすごく残念でした。
でも遊覧船に乗れなくても、陸上から眺められる場所もあります。代(しろ)地区にあるローソク島展望台です。自然が造りだした奇岩や海岸線を間近で見ることができます。ローソクに火が灯る様子は見られませんが、展望台からの夕日もとてもキレイでお勧めです。

自然景観が素晴らしい隠岐は、夕日スポットも沢山あります。日没までの時間、夕日スポットを巡ってみました。

まずは、西郷港から車で約40分の場所、三方に開けた風景の広がる那久岬(なぐみさき)。島前諸島が一望でき、夕日の眺望は隠岐島の中でも一番のスポットだそうです。
夕日が沈むにはまだ時間が早かったのですが、海に写る太陽の光が、海の色のキレイさを一層際立たせていて、素晴らしい景観でした。

そして、この隠岐の島町で最後に向かった場所は、「空港ふれあい公園」。隠岐空港に隣接した場所にあり、空港ターミナルや駐車場が見渡せます。
隠岐空港がキレイに照らされています。癒されっぱなしの隠岐旅ですが、一日の締めくくりはやはり夕日ですね。みなさんも是非夕日を見て、癒されてみてください。

今回取材した場所は、隠岐の島町の西側地区が主でした。けっこう一日で回れるものですね。でも西側地区でもほんの一部ですし、東側地区にもお勧めする場所は沢山あります。そう考えると隠岐の島町ってけっこう広いということがよくわかります。
次回行く機会があれば、今度は東側地区を回りたいと思います。

「三方開けた那久岬」の拡大写真

「那久岬からの景観」の拡大写真

「隠岐空港の夕日」の拡大写真