隠岐諸島で2番目に大きい島、西ノ島。いざ国賀海岸へ。東西約7キロに渡って断崖絶壁や奇岩、洞窟が続く、インパクトのある美しい名所です。西ノ島といえば、というより、隠岐といえばココというくらい何度も映像などでみてきた迫力の摩天崖や通天橋を一度この目で見てみたかった。

始めに赤尾展望所に向かいました。国賀浜、観音岩、通天橋、天上界、そしてその向こうには摩天崖といった国賀海岸のスターが一望できるところです。これらは600万年前の火山活動によって作られた岩石で、それを日本海の強い北西風と荒波がアーティストとなり、長い長い時間をかけて削り、いまあるそれぞれの姿に形成してきました。それはこうしているいまも続いているのです。高いところで海から257メートルの高さもある摩天崖はビルにすると70階分にもなり、海食崖では日本最大級である国賀海岸の大スター。さあその摩天崖は!・・・?折悪しく霧に覆われていました。摩天崖はさておいても、やはりその眺望はとても美しく、名画を眺めているうちにそのモチーフのなかに入り込んでしまったかのような気分。もっと近くからみるため、国賀浜ロータリーへ向かいます。この日は天気が変わりやすく、霧が晴れたり覆ったり。タイミングが合えば摩天崖が姿を現すかも。期待しながら次の目的地へ。

 

「赤尾展望所付近の丘と牛」の拡大写真

「赤尾展望所から望む」の拡大写真

「通天橋」の拡大写真

展望所から展望所へと、国賀海岸の眺望を堪能するドライブは、雄大な景色がグルリ見渡せる高いところを走ります。目に映るのは空と海と緑、と牛。光と風を受けて、5感が活性化されるようです。


車窓からの眺め その1
車窓からの眺めその3車窓からの眺めその2

 

さあ着きました。今度こその摩天崖。ムム・・・やはり見えない。 摩天崖がみえる方向そびえ立っているであろう辺りの海上には遊覧船が見えます。大迫力を味わうには遊覧船がおすすめとのこと。また摩天崖の頂上からは遊歩道が整備されており、通天橋や天上界のところまで約2キロの道のりを歩いておりることができます。今日も歩いている方がおられます。そこへ、摩天崖の頂上まで行きたかったのですが、雲行きをみると、これは行っても見えないだろうとの判断で、断念。 それにしても美しい風景と、そのなかを散策する人々の姿を眺めていると、たしかにそこは天上界のようでした。言い過ぎかなあ。

結局今回は摩天崖をみることは叶いませんでしたが、旅は少し心残りがあるくらいがいいのだそうです。旅人はまた戻ってくるから。たしかにここにも1人。今度は摩天崖を上から歩いておりてみたいし、遊覧船に乗って下から見上げてもみたい。更に長さ250メートルにも及ぶといわれる洞窟にも入ってみたい。「またおいで。」摩天崖にそう言われたのだと受け止め、再訪問を誓うのでした。

「国賀浜ロータリーからの眺めその1」の拡大写真

「国賀浜ロータリーからの眺めその2」の拡大写真

「国賀浜ロータリーからの眺めその3」の拡大写真