渡津の入江にある小島、島津島へ渡る橋。島津島には橋の名前の由来となった「お松の碑」があります。

隠岐の代表的な民謡である「どっさり節」発祥の地として、お松の悲しい恋物語が語り継がれています。

 

島の漁師の娘であるお松は、島に寄港した越後の船乗りに恋をしました。

船出の時が来て、二人はまた会おうと再会の約束をしました。

船乗りがよく歌っていた北国の追分節を口ずさみながら、お松は再会の日を待ちました。

島の人々が、お松の追分節は船乗りの節回しと少し違うと言いますと、

お松は「どっさりくっさり(どうにかこうにか)似ています」と寂しそうに笑います。

船乗りがお松のもとへ再び来ることはありませんでした。