優しい光に包まれて INAKAイルミ@おおなん2014
2014年12月19日
本格的な冬が到来し、寒さが身に染みる時期になりました。
寒くて外に出るのが億劫になる時期ですが、キーンと張りつめた空気が研ぎ澄まされる感覚は嫌いではないです。 あの感覚になれる時期だからこそ、余計に綺麗に見えるものといえばイルミネーション。
今年で5回目を迎える、INAKAイルミ@おおなん2014に行ってきました。
邑南町(おおなんちょう)は「日本一の子育て村」、食と農を切り口とした「A級グルメ」を通じた町づくりに取り組んでいます。
松江市内から宍道JCT付近で国道54号線、三刀屋木次IC~雲南吉田ICで降り、再度54号線から赤名トンネルを抜け、作木分かれから62号線→375号線を羽須美方面へ向かい、7号線と合流したら7号線へ出ると駐車場・シャトルバス発着場である阿須那公民館、羽須美中学校のグラウンドに到着です。
三刀屋木次IC→三次東IC→375号線という手段もありますが、54号線沿いの道の駅に寄り地元の味覚等を楽しみつつゆっくりとした行程もお勧めです。
駐車場に着くと、ボランティアスタッフの方が車を誘導してくれ、シャトルバスの車内へ案内してくださいました。
遠くから来て、地元の方々が出迎えてくださるのは心が温まります。
ここから既に、邑南町の"おもてなし"が始まっているのです。
バスに約7分乗車すると、会場入り口にあたる宇都井区自治会館に到着です。
バスを降りたった瞬間、優しい光が視界に飛び込んできて誰もかれもが思わず歓喜の声をあげます。
「うわぁー!!綺麗だね!!」と。
街灯がなくても、かわいい帽子イルミが夜道を照らしてくれます。
帽子イルミのアップ。ひとつずつ手作りされたことを想像すると大変だったと思います。
ライトアップされた樹木の上にちょうど月が出ていて、とってもお得な写真になりました。
おにマン。日本全国ゆるキャラは数いれど、イルミネーションを身にまとったゆるキャラはおにマンだけではないでしょうか?!
今年、新登場したという大型影絵。
能、狂言、文楽などの日本の古典芸能をテーマにした姿を切り取ったパネル。
昨年の大阪・御堂筋イルミネーションで制作された作品だそうです。
光と影。相対するものが織りなすアートです。
INAKAイルミ名物、イルミマンの登場!!
快く、写真撮影に応じてくださりありがとうございました! 稲穂イルミの中を歩くイルミマン。なんだか月面を歩いているようにも見えて、良い画になりました。
稲穂イルミ。板で歩道が作ってあり、廻りを歩くことができます。
歩いてみると気分はまるでナウシカ。
その頭上には宇都井駅を支える橋脚。青色にライトアップされています。
この光景を見る為にここへ来たのだと感じました。
邑南町でしか味わうことができない唯一無二のイルミネーション。
ホームに見えるイルミネーションは約1万球で彩られています。
さあ、このホーム上から見える先にはどのような光景が待っているのでしょうか。
これから見える景色に期待しながら階段を登ること、116段。
地上約20mからのこの絶景。
広範囲に渡って、光に彩られた谷筋が見渡せます。
これだけの広範囲を光の空間に変えた地域の方々のご尽力、本当に大変だったと思います。お疲れ様でした。
到着時よりも更に闇が広がり、月明かりに照らされる天空の駅。
住民の皆さんだからこそ、わかる地域の良き風景。
その風景を崩さずして住民の皆さんの手によって、より魅力的な風景に変貌した宇都井駅周辺の邑南町。
だからこそ、光のぬくもりだけでなく、人のぬくもり「おもてなしの心」を感じることができたと思います。
後日、東京へ行ってきましたが都心の街路樹のイルミネーションには不思議と心が躍らなかったのです。
INAKAイルミ。都会のどのようなイルミネーションにも劣らないイルミネーションだと、自信を持ってお勧めします。
沢山の方に、実際にこの光のぬくもりを感じていただきたいイルミネーションイベントです。