島根のウエスタン!いざ金城!
2017年03月01日
ウエスタンと聞いてイメージするのは、荒くれ者と荒野。
砂埃が舞い、枯草の塊が横切っていく。人々は馬に跨り風のように駆けぬける。
しかしここは島根県浜田市金城町。 荒くれ者もいなければ荒野でもないけれど、ウエスタンな雰囲気を感じる施設へ行ってきました!
かなぎウエスタンライディングパーク
『かなぎウエスタンライディングパーク』は、経験者はもちろん、初心者でも安心の乗馬体験と、美味しい食事が出来る施設です。
駐車場に到着すると、リアルな白い馬のオブジェがお出迎え!
オブジェの奥に見えるのはクラブハウス。中には多目的ルームとレストランがあり、特にレストランからはわいわいと楽しそうな声が聞こえてきます。
木をふんだんに使った内装で、すっかりウエスタン気分!豊富なメニューとその美味しさには定評がありますよ。乗馬体験の前後にはもちろん、ごはん目当てに訪れてもよさそうですね!
ゴージャスな多目的ルーム
ウッディな雰囲気のレストラン
かなぎウエスタンライディングパーク
さて、今回チャレンジする「引馬体験」の受付が済んだら馬場で待つスタッフの方のもとへ向かいます。(レストランのカウンターと乗馬体験の受付カウンターは併用です。)
屋外馬場のまわりをくねくねと囲う小路。これが引馬体験の園内遊歩道のようです。
引馬体験は5分間ですので、ゆっくりとした速度で進むことが予想できます。
かなぎウエスタンライディングパーク・馬場
辺りを見回してみると、柵に顔をちょこんとのせてこちらを見つめてくるちいさい馬たちを発見。
近くへ寄ってみれば餌やり体験担当の馬のようで「ねえ、エサくれるの?」と、なんとも
愛らしい瞳で語りかけてきます。
餌やり体験の馬
餌やり体験も素敵なふれあいになりそうですが、今日は引馬体験をしに来たんだよ・・・と申し訳なさを感じつつお別れ。
そして、いよいよ「引馬体験」開始です。
初めての乗馬!「落ち着け...。落ち着け...。」と静かに平常心を保ちますが、
連れて来られた馬のしっかりとした体躯と佇まいに、緊張は高まるばかりでした。
ヘルメットを装着し、颯爽とまたがる・・・のは無理なので、昇降専用の台をつかって馬に跨ります。
初心者、お子さんへの配慮もばっちりですね。
それでは出発です!!
乗馬体験に挑む!
ぱかぱかぱか・・・
ゆっくりでいて
ゆさゆさゆさ・・・
安定感のない、ふしぎな感覚です。
想像していた以上に視線は高くなり、馬が歩くたび体も前後に傾きます。
慣れない動きのため足腰に力が入ってしまいますね。
ただ、馬の温もりや息遣いが感じられて、機械などとは違う、乗り物としてひとくくりに出来ないものを感じます。
自由に馬に乗れればきっと楽しいだろうな、と乗馬の深さ、面白さが分かったような気がしました。
しかし、園内遊歩道も後半というところで
むしゃむしゃむしゃ・・・
く、草たべてる~~!
馬が遊歩道のコースに沿って植えられていた草を歩きながら食べはじめました。
これはショック!
馬は賢い生き物で、乗せている人間の感情を感じ取ると言われています。
不安と緊張で溢れかえった人間を乗せていれば、馬だってストレスだって感じてしまうだろうな、と
自分なりに納得し、反省しました。(※個人の感想です)
スタッフの方は微笑んで「お腹が減っているんだと思います、すみません。」とフォローしてくださいましたが...。
こうして初めての引馬体験は終了。
困惑してしまう場面もありましたが、貴重な体験が出来たことには変わりありません。
馬の可愛さや暖かさ、乗馬の感覚、スタッフの方の優しさや気遣いを身を持って体験できました。
今回挑戦した引馬体験は、小さなお子様(身長100cm以下の場合は保護者と同乗)も体験可能。
他にも餌やり体験から経験者向けのレッスンまで、個人に合った指導もしています。 また、インドアアリーナもあるので、天気の心配もいりません。
乗馬は自分のペースで楽しめるスポーツです。
馬との触れ合いに重点を置いてもいいし、上達を目指すことも出来ます。
かなぎウエスタンライディングパークなら家族で来ても、個人で来ても有意義な時間を過ごせそうだと思いました。
のどかな山間のまち浜田市金城町で、馬とふれあい、ゆったり過ごす。
島根のウエスタン(西側)浜田市の新たな一面を知ることが出来ました。
かなぎウエスタンライディングパークの馬たち
餌やり体験の担当さん
かなぎウエスタンライディングパーク