山陰の小京都、津和野町。

津和野といえば? 掘割の鯉、太鼓谷稲成神社、源氏巻、森鷗外、安野光雅美術館、SLやまぐち号…
などなどありますが、今回はその中の『森鷗外記念館』へ行ってみることに。

記念館

記念館入口

なんと2022年は、森鷗外生誕160年、没後100年にあたる年。
そして津和野駅開業100年というスーパートリプル記念の年!

垂れ幕

津和野町役場の玄関にはカッコイイ垂れ幕。

さて、森鷗外。「舞姫」「山椒大夫」「高瀬舟」…有名な著書は知っているけれど、鷗外とは
どんな人物なんだろう?写真を見る感じちょっと気難しそう?
どんな展示がされているんだろう。とわくわくしながら館内へ。

中庭から外

ロビーはガラス張りになっていて、中庭と、その向こうに鷗外が10歳まですごした生家が見えます。

 

外から中庭

外から見た中庭、館内。

代々津和野藩に仕える医者の家系に生まれ、津和野で過ごした幼少期のこと、上京~生涯をとじるまでに
生み出した作品や直筆原稿、写真や遺品などが数多く展示してあります。

パンフと入場券

パンフレットと旧宅観覧券。受付でいただいたステッカー。

幼少期は本好きで内向的、柔らかい心を持った少年はそのころから論語や孟子、オランダ語や
ドイツ語などを学び、東大医学部に入学。卒業後は軍医の道に進みドイツへ留学。
軍医として働くほか、小説家として文芸誌「スバル」の創刊や「舞姫」「山椒大夫」「高瀬舟」などを執筆。
官僚や翻訳家としても活動していた鷗外。
一体いくつの職業を掛け持ちしているんだ。(寝る時間はあったのだろうか…)
建物はこぢんまりとしているけれど、想像以上の情報量に圧倒。

ゆっくり鑑賞しすぎたため時間がなく急ぎ足で外へ。

森鷗外像

敷地内にある、幼少期に暮らした旧宅(国指定史跡)も観覧することができます。

旧宅①旧宅②

庭もきれいにしてあります。

旧宅③旧宅④

津和野にお越しの際は、ぜひ石見の文豪・森鷗外に触れるのもオススメ。
ああ、もう一度ゆっくり訪れたい!