島後、半円デビュー
2014年08月04日
先日、隠岐の島町で「隠岐世界ジオパーク」デビューをかざり、実感しました。
「隠岐"世界"ジオパーク、世界に誇るべきものがここにある。」
行ってみなければわからないことが世の中にはたくさんありますよね、でも"行ってみる"ことに人それぞれ不安もあるのではないでしょうか。その不安をなくし手助けもしてくれる素敵なプランを参考に、隠岐の島町をめぐってきました。
まず参考にさせていただいた『隠岐世界ジオパーク、デビューの旅』をご紹介。
こちらのプランでは、初めての方でも気軽にジオパークを感じることができるよう工夫がなされています。隠岐の島町を東側(ちちすぎコース)と西側(だんぎょうコース) に分けたコースをガイドさんとともに、バスで巡ることができるので、初めてでもストレスフリーの状態で隠岐の島町が存分に楽しめますよ。
とても魅力的なプランなのでぜひ参加したかったのですが、 今回はスケジュールの都合上難しかったため、島の東側・ちちすぎコースの5つのポイント(佐々木家住宅・黒島展望台・岩倉の乳房杉・白島展望台・かぶら杉)をプランと同じように体感してきました。
1.佐々木家住宅
西郷港から車で約20分、国指定重要文化財の佐々木家住宅へ。
天保七年(1836年)に建築された旧庄屋の木造住宅です。
3か所に設けられた戸口や、部屋が鍵型に並ぶ間取り(鍵座敷) 、杉皮葺き石置き屋根など隠岐独特の「隠岐造り民家」であり古美術品や生活用具などといった貴重な民俗資料も多く保存されて います。
佐々木家住宅 外観
佐々木家住宅 説明
こちらには、専属の案内の方がいらっしゃるので、 説明を聞きつつ、 実際に家にあがってさまざまなものを目にすることができます。住宅のことや、佐々木家のルーツなどを知ることで、 絶え間ない驚きと発見があり、楽しく「佐々木家住宅」 のことを知ることができますよ。
部屋を見回してみると、生活に密着した機能的な部分と、 ひじ掛け想い窓という粋な窓や、艶やかな漆塗の柱などといった細やかで美しい部分があり、実用と装飾がバランスよく盛り込まれた造りをしているなとい う印象をもちました。
平成14年から約2年をかけて大修理をされたそうですが、 ほとんど元の姿を残し再現されたというだけあって趣のある立派な古民 家でした。