みなさま、はじめまして。しまねまちナビ3姉妹の長女もえと申します。
今後このコラムで、私を魅了していく「しまね」の素敵なところを書き綴っていきたいと思います。

さて、初回は4月の3連休にマイカー利用で訪れた"津和野町"について書きたいと思います。安来市を出発地点とし、国道9号線を通って約4時間で到着しました。

津和野町は、島根県の西端に位置します。城下町の面影を色濃く残しており、"山陰の小京都"として有名です。殿町通りは、白壁の築地堀の古い家並みが連なり、掘割には津和野のシンボルともいえる色とりどりの鯉が泳いでいます。(餌の恩恵が豊かなのか、どの鯉も大きいことに驚きます!)

津和野駅前の駅通りに向かうと"津和野町立 安野光雅美術館"が見えます。安野光雅氏は津和野町出身で絵本、風景画、装画、エッセーなど幅広い分野で活躍する画家です。余談ですが、女性に絶大な人気を誇る漫画家、安野モヨコ氏の"安野"は安野光雅氏のファンであることから由来されています。(安野モヨコ著「美人画報」参照)

美術館外観の造りは島根県西部特有の赤茶色の石見瓦と白い漆喰で、町の景観にもしっくりくるようになっており、屋根の直下に見える家紋ならぬ館紋(?)の「あ」の文字からも安野氏の作風のユーモアさを感じます。

安野氏の他にも、「舞姫」「高瀬舟」などで知られる森鴎外(もりおうがい)、「哲学」「感覚」などの言葉を生み出し、文明開化の推進に多大な功績を残した西周(にしあまね)などの文人が津和野町から輩出されています。

「掘割の鯉」の拡大写真

「安野光雅美術館」の拡大写真

安野光雅美術館以外にも、津和野町には多くの美術館・資料館があります。「のんびり津和野めぐり」「ちょっぴり津和野めぐり」というお得に各施設をまわることができるチケットを活用し、美術館・資料館めぐりをして過ごすのもお勧めです。詳細は下記URLをご参照ください。

津和野町観光協会ホームページ「ゆ~にしんさい」

"山陰の小京都"と呼ぶにふさわしく、本町通りには、連子格子に白壁の商家が立ち並んでいます。各店の軒下には家紋入りや、看板広告の意味を持つ暖簾が掲げてあり、城下町の町並みと現代的な石畳が調和しています。また、町のいたる所に、この地方の方言が標準語と対になって看板に表示してあったり、日本の古き良き美しさを感じることができます。

陽が落ち、ひっそりと静まり返った時間になってからも、津和野町にはそこにしかない魅力があります。本州で1番、星空に近づける場所、津和野町立日原天文台(にちはらてんもんだい)。
津和野駅付近から国道9号線を益田市方面へ車を30分程度、走らせると到着です。19時~22時までが天体観測時間となります。

1985年に開館し、当時は日本初の公開型の天文台だったそうです。天文ドームの天井をオープンし、望遠鏡から天体観測する為、4月下旬でもダウンジャケットを着ていなければ、震える寒さです。

それほど空気が澄んでいるからこそ、都会のネオンが作り出す夜景にも勝る、ロマンティックな体験ができるのでしょう。8月末頃までは土星が観測でき、他にも月の表面や星座の見つけ方など、解説していただきながら観測できる為、夜空への憧れが増します。

目に映るものに楽しまされ、空想する楽しさを思い出させてくれる町、津和野町。次回、訪れる際は他の魅力を見つけ、感じたいと思います。

「津和野町役場津和野庁舎」の拡大写真

「暖簾」の拡大写真