益田の海の美しさを知っていますか?

小浜海岸の海の碧色は、東山魁夷が皇居の壁面画「朝明けの潮」のモデルとしたほどの素晴らしさ。
是非一度、訪れてみてください。

今回は、益田市でずっと気になっていた場所。『衣毘須(えびす)神社』へ出かけてきました。

宮ヶ島(衣毘須神社)下の海海と神社とどんな関係が?
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この神社があるのは『宮ヶ島』という岩礁の上。
衣毘須神社は、碧色の美しい海に浮かぶ神社なのです。

それでは、どうやって島へ渡るのか?
・・・それはもちろん、"歩いて"です!!

日本海を望む小浜海岸の先にある宮ヶ島。潮の満ち引きにより島に通じる砂浜が現れ、そこを歩いて行くことができるのです。
宮ヶ島・衣毘須神社

天候や潮位の変化によっては参ることのできない珍しい神社。
そこにお参りすることができたなら、それだけで特別な気持ちになれるのでは?

天気だけはどうにもなりませんが、何としてでも渡りたい私たちは、気象庁の潮位予測を参考に、干潮の時間帯に見当を付けて計画を練りました。
潮の満ち引きを読みながらの旅なんて!ちょっとした冒険気分も味わいつつの旅支度です。
気象庁>潮位表(中国地方)(※地点は「浜田」と「須佐」を参考にしました。)

計画の甲斐あってか、私たちの想いをえびす様が聞いてくださったのか?すっきりとした晴天の下、目の前に砂浜の参道が出現していました!!

宮ヶ島・衣毘須神社に通じる砂浜(戸田小浜海岸)砂浜の参道を歩き、神社へ向かいます。

砂利の多い砂浜は神社の参道に相応しく、そこにもちょっとした感動があります。

この参道が海の中にあったかと思うと...
もう、なんという神秘なのでしょう!

宮ヶ島(右の岸壁)と海の境目

感動を踏みしめつつ、宮ヶ島の入口へ

砂浜と繋がる一の鳥居のある場所以外、島の周囲は海水が打ち寄せています。 

鳥居を潜り、階段を上がると、二の鳥居の先に赤い石州瓦のお社が姿を見せます。
天気の良さも相俟ってか、どことなく南国を思わせるような雰囲気がありました。

衣毘須神社中央の鯱が、他では見たことのない面白い形をしていました。参拝される際には、是非、注目して見てみてくださいね。

お祀りするのは、大漁追福、商売繁盛、五穀豊穣の神"えびす様"として有名な神様。松江市美保関町の美保神社を本宮とする事代主命(コトシロヌシノミコト)の分祀です。

礼拝を終え、境内からまわりを見渡してみました。
えびす様がご覧になっている景色。本当に綺麗な海です。
西には、人形峠で見た三角形の『三生島』。二の鳥居の先に見えるは、・・・スフィンクス?!

「宮ヶ島からの景色(三生島は右側)」の拡大写真

「二の鳥居からの景色」の拡大写真

「猫島」の拡大写真

これは、『猫島』と呼ばれる岩礁。猫が背を丸めているようだからと、その名が付いたそうです。
自然の浸食がこんな形で奇跡を生むなんて。まるで衣毘須神社を守っているかのよう。
こんなに大きな猫さんがいれば、えびす様もさぞご安心でしょう。

海に浮かぶ神社へお参りしたら、これまた不思議な猫島に出会うことができました。

小石で書いた『ま・ち・ナ・ビ』島を後に、砂浜の参道を戻ります。

小さな冒険の成功を祝して...

『ま・ち・ナ・ビ』。見えるでしょうか?

石の文字は波に消えても、ここで見た景色は、心にずっと留めておきたいものです。
 
宮ヶ島・衣毘須神社は、自然の美しさと神秘とに触れることのできる、想像していた以上に格別な場所でした。

宮ヶ島・衣毘須神社

<JR「戸田小浜駅」から飯浦方面へ約1.5㎞。徒歩17分程かかります。>

(注意)
潮位は時間ごとに変化します!
行ったのは良いが、潮が満ちて帰れなくなった!!ということがないようお気を付けください。

衣毘須神社・益田市の観光について、詳しくは(一社)益田市観光協会へお問い合わせください。

「衣毘須神社(一の鳥居)」の拡大写真

「衣毘須神社」の拡大写真

「戸田小浜海岸(右側にチラリと猫島が見えます)」の拡大写真