さわやかな秋晴れ10月下旬、まちナビ広報スタッフは三瓶山に出かけました。登山をする気です。

一口に三瓶山と言っても、火山活動によりポコポコと形成された峰がいくつかあり、
それらは男(お)三瓶山、女(め)三瓶山、子三瓶山、孫三瓶山など家族のように名前がつけられ、火口である室の内(むろのうち)をグルリと囲むように連なっているので、登山口も山頂もひとつではありません。

室の内を囲むポコポコの峰々の外側にはそれらを更にグルリと囲む環状道路があり、登山マップには、その道路付近を起点とする登山口が、北側の「北の原」に2つ、西側の「西の原」、東側の「東の原」、そして南側からと、合わせて5つ、また主な登山道として6つのルートが紹介されています。
そこへ更に"中国自然歩道"や"ヘルシートレイリングコース"も加わり、それらの道が入り乱れて、色分けされたルートマップは東京の地下鉄路線図・・・から路線をうんと減らしたもの・・・のようにも見えます。

登山経験豊富な方向けの難所があると思われるルート(ポコポコの峰々をつないで室の内を一周)もある一方、初心者でも気軽に楽しめるコースもあるし、登り口と下山口を変えるのもいい。
経験・体力・気分に合わせていろいろなひとを受け入れてくれる、懐深いやさしい山なんだなぁ。

さて我々まちナビスタッフ、どこをどう行こう。

ルートマップや所要時間を参考に、満々のやる気と見合わない体力の落としどころを探り次のようなルートを設定しました。



☆☆設定ルート☆☆ 

出発は「東の原登山口」、にある観光リフトに乗る (いきなり楽ちんな方へ)

↓ (歩けば目安の所要時間40分のところ、リフトは10分) ☆観光リフトは4月~11月の運行です。
  (リフト終点から目安の所要時間 5分)

大平山(854m) 展望台

↓ (目安の所要時間 20分)

女三瓶山山頂(953m) へ (登山マップによると上級者向けの"縦走登山道"・・の、ごくごくほんの一部)

↓ (目安の所要時間 15分)

大平山展望台付近に戻り 

↓ (目安の所要時間 30分)

室の内(池)(673m) へ(中国自然歩道)

↓ (目安の所要時間 40分)

大平山展望台付近に戻り 


観光リフトで「東の原登山口」に戻る

コンセプトは多くの人におススメめできるようムリせず楽しく!でも三瓶山の特徴はしっかり押さえて素晴らしさが伝えられるようなルート!(後付け感がすごい)



レジャーと登山、登山道と中国自然歩道のハイブリッドなコースです。

(調子はいいが、 "登山道" として設定されているルートを歩いたのは結局30分強、大平山展望台と女三瓶山の間だけだったのであります)

東の原

東の原 観光リフト東の原 観光リフト一面のススキ


リフトが楽しいー 気持ちいいー わぁい! ススキの原のススキも一面に。綺麗。秋だ。

観光リフト 山頂側観光リフト 山頂側付近の案内看板

リフトをおりて大平山展望台へ。

三瓶の山並み
なんて素晴らしい眺め!

大平山展望台からみた山並み大平山展望台からみた山並み大平山展望台からみた山並み

山並みがなんだかやさしい。峰同士の会話がきこえてきそうな、親しみを感じます。

大平山展望台からみた三瓶の山並み

紅葉のシーズンはまた美しいそうですよ。

もうすっかり大満足ですけど、今日は登山をするのです。目指すは女三瓶山 山頂!

女三瓶山登山

登山客の方がたくさんおられましたよ。

女三瓶山からの眺め

ここからの眺めはまた違う。もっと高いところから峰々と室の内を一望できるこの景色には、山の、自然の圧倒的なスケールとパワーに感動するばかりです。

女三瓶山からの眺め女三瓶山からの眺め女三瓶山からの眺め

長過ぎずキツ過ぎず、登山初心者の方にも比較的登りやすいのではないでしょうか。

女三瓶山山頂多くの登山客でにぎわっていました

テレビ塔や電波塔がたくさんあるのも女三瓶山の特徴です。
お弁当を食べている方もいらっしゃいました。
本日設定ルートの1番高いところからの眺めを堪能しこのまま男三瓶山にも行ってみたいなぁと少し後ろ髪を引かれつつ、

男三瓶山
次は室の内の室の内池(むろのうちいけ)へ向かいます。

室の内の室の内池を目指す

「頂上側の観光リフト乗り場付近の案内看板」の拡大写真

「女三瓶山から室の内へ」の拡大写真

「室の内へ向けて下りて行きます」の拡大写真

下へ下へ。登ってきた以上に下りていく感じが不思議でおもしろい。
(あなたリフトに乗ったから。)

室の内へ室の内へ


室の内池の畔にきました。さっき女三瓶山山頂から遠くに見えていた池。

室の内池室の内池室の内池

周囲400mの池。水が出入りする川などはありません。水深も浅いそうです。

室の内池 案内看板

今回は行かなかったのですが、近くには「鳥地獄」と呼ばれる場所があり、そこにはいまも少量の二酸化炭素を噴出している噴気孔があるのだそうです。近くでは昆虫や小さい鳥の死骸が見つかることもあるそうです。

とても静かなところです。大平山や女三瓶山にはあんなにいた人がいたのに、ここは私たち以外人はいないようです。

三瓶山の峰々に見守られながらただ黙ってここにいる時間を味わいます。

室の内一帯は特別保護地区で、三瓶山のなかでもとりわけ重要な地域ということです。山にあるものは何も持ち帰ることなく、三瓶の豊かな自然を大切に守っていきたいですね。

大切に守りたい三瓶の自然

室の内池からの帰りが、けっこうキツイ~ 結局キツイ~
でも、この先にある達成感こそが登山の醍醐味のひとつですよね。


帰りは再びリフトです。ヒャッホー!
リフトは上りより下りの方が見晴らしがよくスリルもあってテンションがあがりますね!

三瓶観光リフト三瓶観光リフト三瓶観光リフト


「ありがとうー 三瓶山~」


環状道路に戻ると、西の原へ。「西の原レスト」でランチを楽しみ、

西の原レスト西の原から三瓶山を望む(左が男三瓶山、右が子三瓶山)

「国民宿舎さんべ荘」で三瓶温泉に浸かり、

最後に三瓶山で1番大きい池「浮布池(うきぬののいけ)」にも立ち寄りました。男三瓶、子三瓶、孫三瓶の美しい峰々を望むことができるところです。

浮布池から三瓶山を望む(左から男三瓶、子三瓶、孫三瓶)浮布池と三瓶山の眺望(左から男三瓶、子三瓶、孫三瓶)

三瓶山の魅力に浸りに浸った1日。

そしてまた、他のルートで他の峰にも登ってみたいな・・・、ポコポコの山並みに心を預けて帰ってきました。

大田市観光協会 石見銀山ウオーキングミュージアム 『三瓶』
島根県 自然環境課 『三瓶山「室の内」の紅葉』